令和版徒然草 おっさんの戯言

Essays in idleness 酒と熊野とサウナとラーメン

中国の記憶

中国は20代後半から幾度となく出張にて訪れている。20回位行ってるんじゃないかな。

主に広州と上海。たまに香港や珠海。あと蘇州。

中国も随分変わった。15年前の町並みと今のそれとは別世界。

尚、食に関しては深い敬意を持っている。ある意味で中国無しには日本の食文化は成り得なかった筈。醤油に味噌。豆腐。ラーメンと餃子。これら全て中国から伝来したもの。

広東料理が一番好きだが湖南や四川も刺激的。

下記は過日蘇州にて食したもの。

定番小籠包。

この手の中華的和えそばも好物。

これは火鍋。肉タワー。アツい。

さて、中国へ行くたびに必ずラーメン類を食べる事にしている。やはりラーメンの母国にてオリジンを食べてみたい。且つ、なるべく地元民が集う様な大衆的な店を選ぶ様にしている。

が。。ラーメンに関してはやはり日本のそれと比べるとシンプル且つあまり驚きを得るような物とは出会えていなかった。

やはり日本にてカスタマイズ✖️完成されたものなのだという理解に至っていた。

が、有りました。

過日、2018だったかな。蘇州の町外れをブラブラと酔いどれで歩いていた時、かなりの賑わいを見せている大衆的な麺屋を発見。

これがその時に食したラーメン。豚骨テイスト。今までのそれとは異なり、旨味とコクが分厚い。構成はやはりシンプルだが、厚切りのチャーシューがまた美味い。麺はストレートで小麦粉の甘みを感じるもの。店の人が黒酢と醬を持ってきてくれた。ラーメンを指差している。これを入れて食えと言っている様だ。投入。味変。最高。

ラーメン母国のプライドを見た。