困惑の40代 ~旅と酒、時々釣り~

Essays in idleness for my life

熊野古道⑦(紀伊長島駅~一石峠~古里~三浦峠~熊ヶ谷道~三野瀬駅)

9/22からの3連休を利用して、友人と共に久々に伊勢路を歩きました。1日目は馬越峠、2日目は一石峠~三浦峠を行脚。今日は2日目の行程を記します。紀伊長島駅から三野瀬駅までの約20キロの快適な散策でした。

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紀伊長島駅を降りて一石峠の登り口を目指しました。紀伊長島は昭和の香りが漂う風情溢れる魚町でした。

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町を通り過ぎ海沿いの国道42号に出ます。潮の香りが心地よい。

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尾鷲方面に50分ほど歩くと一石峠の入り口に到着。丁度、加田教会前というバス停の辺りです。

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JRの線路を越えるとすぐ登山口です。

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この道はあんまりメジャーじゃないのか我々以外は皆無。蜘蛛の巣だらけでちと困りました。あと前々日の雨が影響したのか悪路もちょいちょい有りました。

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少し高度を上げると快適な登山道です。石畳は殆どありません。所謂緩やかな山道という感じ。

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登り始めて30分も経たない内に一石峠到着。

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一石峠を一気に下ると指標が有りました。

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舗装路に出て古里海岸を目指します。途中古里の集落を見下ろせる場所が有りました。中々の景色です。なんでも「紀伊の松島」と呼ばれているとか。

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 古里の集落に小さなうどん屋さんが有り昼食。カレーうどん&ライスを堪能。おじいちゃんがお一人でやっておられます。おじいちゃん、おいしいミカンを有難うございました。

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ここからは再び国道42号に出て三浦峠の登り口を目指します。因みに平方峠はとっくに過ぎてしまった模様。何処に有ったのか・・・

古里海岸がキレイです。磯も沢山有りそう。今度は竿を持って来よう。

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道瀬トンネルの手前から三浦峠の登山口に入る事が出来ます。

この三浦峠、別名熊ヶ谷道と呼ばれています。世界遺産指定地域との事。峠の頂上が113MTであり、登りは全然きつくありません。緩やかな穏やかな古道でした。

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シダがキレイです。

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切通しが有りました。

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なだらかな下り坂を過ぎると木の橋に辿り着きます。ここが熊ヶ谷道の終着点です。橋の下には清流が流れていました。

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ここから三野瀬駅(もちろん無人駅)までは15分程度。三野瀬の集落を歩いていたところおばあちゃんに声を掛けられました。なんでも古道を歩く人たちの為に自作の木彫りのキーホルダーを配っているんだとか。私も頂きました。勿論タダです。素敵なご趣味だと思います。どうもありがとうございました。

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三野瀬から宿を取った尾鷲に移動&行きつけのお店で手長エビと共に銘酒ヤーヤーを頂きました。やっぱり熊野古道歩きはやめられません。

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熊野古道⑥(新鹿駅~波田須の道~大吹峠~大泊駅)

伊勢路の中でもずっと訪れてみたい道が有りました。それが波田須の道です。この古道は鎌倉時代に石畳が組まれた道との事。鎌倉時代というと。。概算でも800~900年前と思います。JRの新鹿駅から波田須を目指し、大吹峠を経てJR大泊駅まで歩いてみました。10Km(約4-5時間)くらいの行程となりました。高低差は少なく、また海沿いを歩くコース故に風光明媚な景色とも出会える快適なコースでした。

新鹿の駅を降りて民家の中を下っていくと何とも美しい砂浜に辿り着きます。新鹿海岸です。

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暫くボーッとしていたい衝動に駆られましたが、歩を進めました。

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海岸沿いを暫く歩くと徳司神社が有ります。丸い石垣が面白い。この神社を過ぎて古道の入り口を目指します。

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舗装道路沿いに古道の入り口を発見。旗、というかこの幟が無ければ気付かず通り過ぎてしまったかも。

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古道に入ると暫くは石畳やら舗装路やら民家横やらミクスチャーな道を歩きます。

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波田須の道の入り口に辿り着きました。やはり鎌倉期に組まれた石畳の道との事。何だか特別な気持ちになりつつ、この道を踏みしめました。

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波田須の道(鎌倉期)は距離にして200~300mくらいだったような?あっという間に終わってしまいましたが、大きな苔生した石畳がゴロゴロと敷き詰められていて、何とも風情の有る道でした。悠久のロマンと言ったら大げさかもしれませんが、この道は今後も大事に保全していくべきものだなと痛感しました。

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波田須の道を過ぎると徐福の宮が見えてきます。写真中央部のラピュタの如く大木がモッコリとしているところがお宮です。徐福は秦の時代?に不老不死の薬を求め大船団を編成して中国がら渡来したと言われている方。日本の各所に徐福伝説が残されているのですが、波田須もまた徐福上陸の地であるという伝説が残っています。上陸の後、漁業や農業、陶業などの技術を日本人に供与してくれたのだそうです。

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寄り道してお宮に参拝。

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徐福の宮を過ぎるとしばらくは民家沿いの舗装路を歩きます。のどかな景色が続きます。

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大吹峠の登り口に到着。ハチとか熊とか恐怖を駆り立てるアラートが見えますが、構わず進みます。

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大吹峠に入ってすぐ立派な猪垣が見えてきました。昔はここでも農業が営まれていたのでしょうか。

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大吹峠は竹林の美しさで有名な古道です。実際、見事な竹の中、登りを進めていきます。途中、タケノコ堀に勤しむご夫婦を見ました。羨ましい。。

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大吹峠到着。石畳も綺麗に残っていて歩き易く快適な道でした。

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この先は下り。ひたすら下っていくと大泊海岸が見えてきます。大泊駅まで歩いてこの日のお散歩は終了。

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さて、この日は熊野倶楽部というお宿に宿泊。平素新宮や尾鷲のビジネスホテルを拠点している私ですが、たまには奮発します。熊野倶楽部はJR熊野市から送迎バスで約10分のところにある素敵なお宿です。温泉も良いですし、敷地が広大&お部屋も快適です。且つ、食事が美味い。この日は熊野牛のローストビーフや地魚を頂き悶絶。癒されました。

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熊野古道⑤(小雲取越)

那智大社から熊野本宮大社までも古道がつながっています。この古道は大雲取越・小雲取越と呼ばれています。今回は小雲取越をご紹介します。小雲取越は小和瀬~請川まで約14Kmの距離で時間的には5時間くらいの行程でした。

 

早朝JR新宮駅からバスで神丸へ向かいます。神丸から山を見ると雲が多く天気が心配でした。

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神丸からバスを乗り換えて小和瀬バス停に向かいました。バス停を降りればすぐのところに小雲取越の掲示板が有ります。

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赤木川に掛かる小和瀬橋を過ぎ登山口を目指します。赤木川は透明度の高い美しい川でした。

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民家の横が登山口。。。

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いよいよ小雲取越の古道に入りました。最初はかなり急登が続きます。風情有る石畳の道をひたすら登ります。1時間ぐらいはずっと登りだったような。

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中々の急登が続きます。

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登り切ると桜茶屋跡に辿り着きます。昔は茶屋が有ったとか。こんな山中に有ったなんて驚きです。そのまま歩を進めました。桜茶屋から先はそんなに激しい登りは有りません。因みにこの日小雲取越で出会う方々は殆どが欧米の方でした。熊野古道、人気が有るのかな?皆さんトレッキングを楽しんでおられました。

天気が心配でしたが晴れてきました!

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陽が差してくると気持ちがいい。そのまま歩を進め石堂茶屋まで来ました。ここにも昔は茶屋が有ったとか。

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小雲取越は本当に自然豊かな山の中の古道という感じです。途中野ウサギ?か狸?と遭遇しました。ケツを見せて走り去ったので正体不明でしたが。

石堂茶屋を過ぎて粛々と歩を進めていると突然眺望が開けました。

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百閒ぐらです。ここからの景色は本当に素晴らしかった。見渡す限り熊野の山の峰々が続いています。30分ぐらいぼーっと景色を眺めてしまいました。

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百閒ぐらを後にして請川を目指します。ここからは下りです。

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シダがきれいです。

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古道を下り切ると熊野川が見えてきました。また民家の横をすり抜けて車道に出ました。

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ここから熊野本宮大社までも歩けるのですが舗装路を歩くのも何だか味気無く。。。下地橋バス停からバスに乗り本宮大社を参拝しました。大体15分くらいだったと記憶しています。

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小雲取越は歩きごたえも有りますし、石畳も眺望も美しい。素晴らしい古道だと思います。尚、大雲取越は小雲に比べるともっと登りがキツイみたいですが、こちらもいつか攻めてみたいもんです。

帰りは本宮大社からバスにて新宮へ戻り、カツオや熊野牛等を銘酒太平洋と共に堪能しました。トレッキング後の風呂と晩餐ほど幸福なものはありません。やめられません。

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熊野古道④(尾鷲~馬越峠)

熊野古道には伊勢路・中辺路・紀伊路大辺路小辺路・大峰奥駆道などの様々なルートか有ります。私が一番最初に歩いたルートは伊勢路馬越峠でした。尾鷲市に有るこの峠は美しい石畳と眺望が素晴らしく、数有る古道の中でも特におススメしたいコースの一つです。本日は昨年歩いたこの馬越峠について記します。

 

前日に尾鷲市に入り、翌朝早朝に出発しました。尾鷲は海が美しい街です。

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市内のバス停から馬越峠の登り口へ向かいました。登り口まではバスで20分程度だったと思います。尚、尾鷲駅の隣の駅である相賀駅から登り口へ向かう事も可能です。この場合、清流・銚子川にも立ち寄れる筈。次回馬越を歩くときは是非訪れたいと思っています。

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風情の有る石畳を上り歩を進めます。所々急登も有ります。

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1時間程で馬越峠に到着しました。この峠から天狗倉山の山頂を目指します。

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天狗倉山山頂までは40分程度の距離ですが、かなりの急登です。完全なる山道です。山頂直下は結構苦労しました。往復1時間程度の行程です。

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天狗倉山山頂には巨岩が座しています。なぜ山頂にこんなデカい岩が?と驚くレベルです。この山頂からの眺望は本当に素晴らしい。尾鷲市内や雄大な海が一望できます。

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絶景を暫く堪能してから馬越峠に戻りました。馬越峠から尾鷲市内へ向かいます。大体1時間程度の距離です。川のせせらぎを横目に見ながら快適なトレッキングを楽しみました。

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古道を歩ききると舗装路に出ます。そのまま下れば尾鷲市内に辿り着きます。まだまだ時間が有ったので熊野古道センターに向かいました。ここでは熊野古道の歴史を学べますし、民俗学的な様々な資料が展示されています。

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 尚、古道センターには夢古道おわせという施設が併設されており、海洋深層水を引いた日帰りの入浴施設が有ります。ここで汗を流してビールを堪能しました。f:id:kumnon:20180610134237j:plain

夜は尾鷲市内の豆狸さんにお邪魔しました。新鮮なカツオのお刺身に舌鼓を打ち、地元の銘酒ヤーヤーを堪能。尚、尾鷲は多種多様なエビが取れる事で有名なようです。写真のエビは手長海老?名前を忘れてしまいましたが甘くてびっくりするほどの美味でした。最後に頂いたマグロ茶漬けも美味かったなぁ。古道トレッキング後の美酒と美肴は最高でした。尾鷲、大好きです。

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熊野古道③(新宮城〜熊野速玉大社〜赤倉神社)

熊野古道を歩く際には新宮を拠点にする事が多いです。地理的な利点も有り、交通の便もとても良いので。

 

新宮にはもちろん熊野三山の一角である熊野速玉大社も有りますし、多々名所旧跡が有ります。大好きな街のひとつです。

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市内には石垣を残すのみですが新宮城が有ります。切石積みの見事な石垣です。勇壮なお城だったんだろうなーと思います。

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速玉大社から15分ほど歩いたところに赤倉神社が有ります。赤倉神社にはゴトビキ岩と呼ばれる巨岩が有ります。磐座信仰を色濃く感じます。熊野権現の降臨地という言い伝えが残っているようです。

 

ちなみにこの神倉神社、ゴトビキ岩がある頂上までスゴい鋭角な石段を登らねばなりません。高いところが苦手な私には凄まじく恐怖でした。地元の方はスイスイ登ってくのですが。。上りも下りも相当苦労しました。この石段は鎌倉時代に作られたものだそうです。いやー怖かった。

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頂上からは熊野灘が一望できます。苦労して登った甲斐がありました。

 

尚、過日新宮の万惣さんで食べたラーメンが非常に美味かった。東京なら魚介淡麗系…とか言われそう。スープはスッキリしてるのですが節系の旨味を強く感じます。麺は中太。シンプルですが中毒性がありそう。また食いたいなぁ。

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熊野古道②(新宮~発心門王子~中辺路~熊野本宮大社)

今回は発心門王子~熊野本宮大社までの道程を書きたいと思います。このコースは一番メジャーかもしれません。楽々です。7キロ程度の道のりなんでガチにトレッキングしたい方には全然物足りないかも。いつか紀伊田辺から本宮まで2泊3日で踏破したいもんです。

 

熊野古道紀行②(発心門王子~熊野本宮)

前日新宮で宿を取り、新宮駅から7時台発のバスにて本宮大社前へ向かいました。ガラガラです。約1時間で大社前へ到着。ここからバスを乗り換えて発心門王子前まで行きました。

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発心門王子は五体王子のひとつです。凛とした雰囲気が有ります。写真の鳥居は発心門王子の近くに有るものです。この鳥居をくぐって中辺路を歩けば猪鼻王子に辿り着きます。本宮とは逆方向なので次の楽しみに取っておくこととしました。

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発心門王子から本宮大社に向けてスタートしました。ここから先の中辺路は高低差があまり無い非常に歩き易い道でした。少し舗装路を歩いた後に古道に入ります。石畳というよりは砂利道というか山道的ですが、道の幅は広くてフラットなので快適です。

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所々石畳も有ります。

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本宮大社までの道程で水呑王子・伏拝王子・祓戸王子に参拝しました。それぞれ小さな祠が残されていました。

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尚、途中中辺路のコースからそれて丘というか高台へと続く山道が有ります。15分程度の寄り道なので行ってみました。丘の頂上から大斎原(旧社地)の大鳥居が見えました。熊野本宮大社は元々この大斎原に在ったのですが、明治期に熊野川が氾濫し、社殿が流されてしまったとの事です。現在の社殿は大斎原から歩いて10分程度の高台に移されています。

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祓戸王子を過ぎると本宮大社の裏門にすぐ辿り着きます。道中、キツイところは全然有りませんでした。各所に見所が有りますし、歩き易い快適なコースでした。人気が高いのも頷けます。個人的にはちと歩き足りないかなーという感覚でした。

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念願の熊野本宮大社への参拝を果たしました。熊野三山と呼ばれる熊野本宮大社」「熊野那智大社」「熊野速玉大社」はそれぞれ「未来」「現在」「過去」を司ると言われています。漏れなく、熊野本宮はよみがえりの地として太古から信仰を集めてきました。そもそも熊野へ行ってみたいと思ったのは30代後半を過ぎて考えられない不幸や失敗が相続き、自分自身何とか甦りたいと思ったのがキッカケでした。

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今となっては熊野の虜というか大いなる魅力に気付かされ足繁く通うようになってしまいました。隠国と呼ばれる壮大で圧倒的な自然。太古から続く自然崇拝の神秘性。古道をトレッキングする楽しさ。山海の幸。何もかもが魅力的です。

本宮大社の参詣を終え、大斎原へ向かいました。とてつもなく大きな鳥居です。日本最大の鳥居との事です。尚、鳥居の先は撮影禁止区域故、写真は有りません。とても不思議且つ神聖な場所だと思います。旧社地は青々とした芝に埋め尽くされ石造りの祠が中央部に座しています。説明し難いのですが何とも清々しく不思議な空間でした。

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本宮大社周辺には有名な温泉地(湯の峰温泉川湯温泉等)が有るので是非訪問したかったのですが次回の楽しみに取っておきました。本宮大社から新宮までバスで戻り、熊野速玉大社に参詣し、宿へ帰りました。夜は生マグロと濁り酒を楽しみました。マグロに関しては那智勝浦のものと思いますが、非常に美味でした。平素東京で食っているマグロを思い(味とコスト)、ある意味都会人は不幸だなぁと痛感しました。

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次回は新宮市内の速玉大社・神倉神社について書きたいと思います。では。

熊野古道①(新宮~高野坂~那智山~熊野那智大社)

どうも。40代のダメリーマンです。不惑ならぬ困惑の40代に突入しております。大好きな旅行やお酒などについて徒然なるままに記していこうかなと思っています。本日は昨今ハマってしまった熊野古道の旅行記なぞを書いてみようかと。熊野に興味が有る方のお役に立てればこれ幸いです。

 

熊野古道紀行①(新宮~那智

5月連休時の旅でした。新宮のビジネスホテルに宿を取り、新宮市内から那智まで(途中ちとバスも利用しましたが...)のトレッキングを楽しみました。

先ずは市内から王子が浜(熊野灘)を目指して歩きます。街中の舗装路を歩く形になりますが、途中で須賀神社浜王子に参拝し、30分程度で熊野灘に出ました。

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リアルに浜沿いを歩くのは結構しんどいので(玉砂利で足を取られます)どうしようかと思っていたところ地元民と思われる方が線路沿いをトコトコと歩いていました。これはオフィシャルな道?と思い後を付いて行ったのですが...本当に線路の横を歩きます。挙句高野坂に辿り着く為には線路を横断せざる得ず...ワイルドで楽しかったのですが本当は県道の舗装路を歩くのが賢明なようです。

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新宮を出てこの線路沿いを歩いて1時間弱でしょうか。漸く高野坂の登り口に到着。高野坂は距離は短いですが所謂熊野古道然とした石畳が楽しめます。また、高野坂の途上から眺める熊野灘の景色は非常に美しいものでした。

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高野坂は30分程度で終わってしまいます。そのまま那智方向に進むと三輪崎という町に出ました。ここからは舗装路を歩く形になるので早々にバスをキャッチしてJR那智駅まで行きました。那智駅から那智山を登って那智の滝を目指します。途中補陀洛渡寺に参拝しました。補陀洛渡海で有名なお寺です。補陀洛渡海とは写真の小さな小舟に30日分の食料を積み、南海に有る観音浄土を目指すというものです。中世の方々は壮絶な覚悟で出発されたのでしょう。

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このお寺を過ぎて暫く舗装路を行くと本格的な山道に入ります。所々石畳が有りますが、ほぼ山道という状態です。森林の中、せせらぎを横目にグイグイ進みました。麓から那智大社までは大体3時間程度であったと思います。途中、高名な大門坂を登りましたが流石の美しさでした。整然と並んだ石畳と杉の巨木はとても見事でした。歩いているだけで清々しい気持ちになりました。

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大門坂を登り切れば那智大社はもうスグです。那智大社にお参りし、そこから20分程度歩いて那智の大滝へ向かいました。水量は少なかったのですが流石の迫力です。ご神体である理由が分かりました。神々しく、中々見れる景色ではありません。

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途中バスも使ったので実際に歩いたのは大体18キロ程度と思います。このコースは舗装路が多いのが難点ですが所々見所が有り、中々楽しめました。帰路は那智大社からバスで下り、電車にて新宮に戻りました。

 

新宮での晩餐は予てから楽しみにしていた「サンマの馴れずし」。旧来からこちらで食されていた発酵食で非常に興味が有りました。最初はおそるおそる食したのですが、酒に合います。私は好きです。唐辛子醤油にて食すのですがヘンなクセは無いですし、ライトなチーズ(?)のような風味でした。尚、これはとある団体の方々には怒られるかもしれませんがイルカを初めて頂きました。クジラよりも柔らかく臭みも有りません。焼酎のアテにピッタリでした。

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次回は中辺路~熊野本宮の旅行記を書きたいと思います。ではでは。