令和版徒然草 おっさんの戯言

Essays in idleness 酒と熊野とサウナとラーメン

熊野古道:新宮市内 桑の木の滝

新宮市内から高田川沿いの168号を北上&歩いて30分程の山中に桑の木の滝が有る。あまりメジャーではないが実に神秘的且つ清しい場所なので機会有れば是非訪れて頂きたい。

川のせせらぎが美しい。まさに清流。

途中、社が。原始の雰囲気が漂う。

ちょっと危なっかしい木道を歩いていくと…

桑の木の滝に到着。今まで数多の滝を見てきたが確実に5本の指に入る秀逸且つ風光明媚なる名爆だ。

 

 

野沢温泉 住吉屋

寵愛している温泉場が有る。長野県の野沢温泉なり。

泉質が大変優れており、また多様なる湯が楽しめる。共同浴場が沢山有り、バラエティに富んでいる。真湯は白濁。滝の湯は緑色。麻釜の湯は無色透明。

ただ、野沢温泉を愛するもう一つの理由として住吉屋が挙げられる。いつもお世話になっている素敵なお宿だ。

住吉屋の目の前に麻釜が有る。100度近い源泉がこんこんと湧き出ている。地元の方々は麻釜の湯にて野菜や玉子を湯がいている。地球を感じる。

住吉屋外観。麻釜から目と鼻の先。そりゃフレッシュな湯を楽しめる訳だ。

住吉屋の内風呂。大正的というか。ステンドグラスが美しい。ここから刺す光がまた何とも言えず神々しい。尚、お湯は熱々。差し水しないと入れない時も有る。秀逸なる硫黄泉だ。

住吉屋は食事も素晴らしい。地産地消。地の物へのこだわりを感じる。

前菜。

この地域では取り回し鉢という大皿料理がかつてから供されていたとの事であり、住吉屋でもこの取り回し鉢にて美味且つ素朴な地元料理を頂く事が出来る。

本日の取り回し鉢。じゃがいもの煮転がし。シンプルで美味。

信州サーモンのお造り。

一見パンの様に見えるかもしれない。

が、これは何と自然由来の大なめこ。こんななめこ見た事ない。度肝を抜かれた。

鍋にて出汁で湯がいてポン酢で頂いた。鮮烈なる旨味。都会に居たら絶対食せない味わいだ。

岩魚の塩焼き。

朴葉味噌焼き。酒に合う。合いすぎる。

カブのあんかけ。

温泉、食事、風情、ホスピタリティ。全く非の打ち所がない。秋、肌寒くなった頃にまたお伺いしたい。


上野毛 二郎

二郎。悪しき思い出がある。二郎が何たるかを知らぬまま三田の二郎へ。まだ若かりし頃の話だ。

本当に無知であった。

ネタ。という感覚であり、胃袋に自信が有る私と友人は極めて安直なる判断にて二郎の門を叩いた。

ブタ大ヤサイニンニクマシマシ。

無知とは恐ろしいもの。ラーメンにてこれ程までのプレッシャーとストレスを感じた事は後にも先にも無い。ジロリアン達の静かなる視線。減らない野菜。肉塊。汗。震える手。意地。焦燥感。

という事で二郎デビュー戦は初回KOを喰らっており、トラウマとなってしまっていた。

あれから何年経った事だろう。近隣である上野毛にて再び二郎と対戦する事となった。

もう間違えない。小を選択。コールも控えた。

久方ぶりの二郎。

あれ?イケる。美味い。スープもシャープだし、リアルに美味い。

気が付いたら…完食していた。

俺が成長を遂げたのか?二郎が寄り添ってくれたのか?神の思し召しか?

兎に角トラウマを克服出来た。上野毛店に感謝。また来ます。

今日も午前様

いつも遅くて大変ですね。大丈夫ですか?

深夜の警備員の方に心配される俺。

お心遣いありがとうございます。大丈夫です。まだ作り笑い出来ます。

一重に能力不足なんだろう。俺自身の。熱く指示したつもりが誰も動いていない。またガミガミキレなきゃならんのか。

そもそもキレたりするキャラでもないし、そういうの嫌なんだが。

スクールウォーズのモデルである伏見工業の山口先生に教えを請いたい。何故素人のヤンキー達が花園で優勝するまでに育ったのか。

おそらく人間力と統率力の差だ。

俺の言葉など誰にも響かない。

明日もお偉いさんに詰られるのか。楽しみだ。

毎日数字に怯え、数字が出ない事に苛立ち、言い訳に奔走する。中々素敵な仕事だ。

本当はもっと建設的な仕事をしてみたいんだが。。せんなき事ですな。全て自己責任。俺が単純に成果を出せない人間という事。

ダウナー過ぎるな。昭和枯れすすきみたいだ。明日の公開処刑が終わったらフレックスでサウナ行きたいな。否、チキンだからそれすら出来ないんだろうな。

かなり極まってきた。とりあえず寝よう。

熊野古道:伊勢路 松本峠〜七里御浜

過日の記録です。

新鹿から波田須、大吹峠を越えると大泊駅に至る。大泊海岸を横目に歩を進めると松本峠の入り口に到着。

 

ここから山中に入っていきます。

 

松本峠は荘厳なる石畳が敷き詰められている。石畳で言うと。。馬越峠や大門坂、大雲と小雲も素晴らしいが、松本峠のそれもまた美しい。江戸時代に積まれたものだとか。

 

 

松本峠のピークまでは割とすぐに着いてしまう。30分掛からなかったような?大泊駅から熊野駅まで4キロ弱しかないので距離的には短めのコース。

 

松本峠着。大きなお地蔵様が迎えてくれた。尚、左足の穴。かつて猟師が誤って撃ってしまった鉄砲玉の銃痕らしい。

 

松本峠から5分程歩くと東屋兼見晴台が有る。そこからの景色はいつ見ても麗しい。七里御浜が一望。晴れていれば那智方面まで見渡せる。

 

下り。こちら側の石畳は明治期のものらしい。道理で整然としている。歩き易い。

 

松本峠のピークに有った案内板。

 

下り切ると熊野市街に辿り着く。市街地の中にも目を引く遺産が沢山有ります。少し歩けば鬼ヶ城獅子岩、また花の窟。などなど。

 

 

この日は七里御浜に出て獅子岩を拝んで終了。熊野市駅近隣はもうかれこれ3-4回来てるかな。何度も訪れたくなる魅惑の土地です。

 

月曜だよなまだ

朝から一人で咆哮しても誰も呼応せず。正に負け犬の遠吠え。そしてグローバルのお偉いさんの前でオーバーコミットさせられ今終業。

いつまでこんな生活が続くのかな。一切出口が見えないんだが。

45歳にもなって業務量は増加の一途。心身共に下り坂なんだが。勘弁してくれないかな。

このペースだと50歳で限界が来る様な気がする。既に限界を感じてるが。

身体が痛い。老眼急進。気力が無い。

エンゲージメントだのワークライフバランスだのと言うが管理職者には何故不適応?というかノーケア且つ黙殺。人類皆平等では?

せんなき事と知りつつ、少しは休みたい。

ヨーロッパ的な休暇の取り方に憧れる。一ヶ月位フリーになって屋久島か熊野かお遍路か。ひたすら歩きたい。

50歳で全て終わらせたいな。が、それじゃあ老後資金が足らんな。エンドレスだな。ツイてない俺の事だから必死に定年まで勤め上げて資金を確保した挙句、滅したりするんだろうな。それはそれでロックだなと半笑いになりながら死んでいければまあまあ楽しいのかな。

あかん。マジ休まないとな。。

武蔵新城 自慢亭 町中華の粋

毎週、町中華で飲ろうぜ!を欠かさず観ている。今となってはドンピシャなる町中華は大分減ってしまった様に思う。昭和感を醸した哀愁漂う町中華で一杯飲りたい。しかしながら、溝の口周辺でコレだ!という町中華は未だ見出せていなかった。

が、有りました。名店が。恐るべき灯台下暗し。

完全無欠なる町中華。何故もっと早く気づかなかったのか。

武蔵新城の自慢亭です。本日のランチにて2度目の訪問。やはり素晴らしい。美味い。

この面構え。昭和に回帰するぜ。

無論633を発注。

 

ビール頼むと付いてくるお新香。この心遣いが嬉しい。

 

おつまみ3種盛り。チャーシューうまー。

 

正統派焼売。瞬殺。

 

麗しのラーメン。麺は平打ち多加水でスルスル入る。スープは醤油強めの清しい感じ。余計なものは要らない。シンプル且つだからこそ懐かしい。

 

チャーハン。こちらのチャーハンもまた正統派美少女の如く。広瀬すずちゃんの様だ。パラリとしていて味が濃い。ラードだな。美味し。

 

また食い過ぎてしまった。

今度はバーデンプレイス後の訪問にしよう。サウナアフターだと+15%程度飯も酒も美味くなる。すなわちバーデン✖️自慢亭は最強と思われる。