令和版徒然草 おっさんの戯言

Essays in idleness 酒と熊野とサウナとラーメン

上野毛 二郎

二郎。悪しき思い出がある。二郎が何たるかを知らぬまま三田の二郎へ。まだ若かりし頃の話だ。

本当に無知であった。

ネタ。という感覚であり、胃袋に自信が有る私と友人は極めて安直なる判断にて二郎の門を叩いた。

ブタ大ヤサイニンニクマシマシ。

無知とは恐ろしいもの。ラーメンにてこれ程までのプレッシャーとストレスを感じた事は後にも先にも無い。ジロリアン達の静かなる視線。減らない野菜。肉塊。汗。震える手。意地。焦燥感。

という事で二郎デビュー戦は初回KOを喰らっており、トラウマとなってしまっていた。

あれから何年経った事だろう。近隣である上野毛にて再び二郎と対戦する事となった。

もう間違えない。小を選択。コールも控えた。

久方ぶりの二郎。

あれ?イケる。美味い。スープもシャープだし、リアルに美味い。

気が付いたら…完食していた。

俺が成長を遂げたのか?二郎が寄り添ってくれたのか?神の思し召しか?

兎に角トラウマを克服出来た。上野毛店に感謝。また来ます。