令和版徒然草 おっさんの戯言

Essays in idleness 酒と熊野とサウナとラーメン

山代温泉 あらや滔々庵

ずーっと憧れていたお宿。コロナ禍以前、というか随分前になるけど一念発起&奮発してあらや滔々庵に宿泊した。

老舗なのにモダンさを兼ね備えている。また、流石は加賀百万石のお膝元。センシティブ且つ豪奢。お湯は柔らかなる名湯。硫酸塩泉。どことなく湯河原に似ているような。

 特筆すべきは夕食。素晴らしき懐石だった。酒が止まらない。全品至高の味わいであった。

八寸が井上尚哉級だった。後にも先にもこんなに完璧なる八寸は無い。と言っても過言ではない。

日本海の幸。確かなる技術。老舗の矜持と伝統。圧倒的なる懐石料理であった。

頻繁に行けるような稼ぎはありませんが、死ぬまでにもう一度訪れてみたいお宿の一つです。