熊野古道:熊野市内 七里御浜〜獅子岩〜花の窟
紀勢線の熊野市駅界隈は名所旧跡が多数点在。故に伊勢路の途上において必ず訪れるべきホットスポットである。
駅から5分で熊野灘へ。これがあの七里御浜。写真は松本峠から撮影したもの。風光明媚とはこの事か。右手に見えているのが熊野市街。
尚、この七里御浜も伊勢路の一部。かつて太古の旅人達はこの海岸を歩いて熊野三山を目指した。玉砂利ゆえに歩き辛かっただろうが、数多ある厳しい峠を越え、この景色を目にした旅人は感動したんだろうな。
七里御浜を南下。駅からは30分位?花の窟に到着。あまりスピリチュアルという言葉は好きではないが、確かに凄みというか圧というか。。そういうものを感ずる時はある。熊野にはそういう場所が何点か存在するが、ここはその一つ。
この鳥居をくぐった先はある種異世界。
参道を進む。
御神体。花の窟にはお社は無い。あくまでこの巨岩が御神体。太古の昔から熊野の人々はこの巨岩を神として崇めてきた。
この巨岩の前に立つと何だか余計な事は考えられなくなる。空気が凛としており明らかに異次元だと感じる。何度も訪れているがとても不思議だ。神々しいという言葉が適切かどうか分からないが兎に角スペシャルだ。
何か抱えきれない苦悩を抱えたら。。伊勢路を行脚し、熊野灘を眺め、花の窟を参詣したい。事実それにてワタクシはかなり救われた。熊野、熊野の神々へは感謝しかない。