熊野古道:小辺路 十津川村〜果無峠〜熊野本宮大社
世界遺産小辺路。高野山から熊野本宮を結ぶ熊野古道の一つ。小辺路の後半部、ハイライトはやはり果無峠だと思う。
↓ 果無峠手前の果無集落の写真。雑誌等でも多々取り上げられている風景であり、いつか訪れてみたいとずっーと切望していた。
コロナ禍前であるが、ようやっと小辺路(十津川村〜果無峠)を踏破する事が出来た。その際の記録をここに記します。
新宮を早朝に発ち、バスにて先ず本宮大社へ。バスを乗り換え十津川村へ。かの有名な十津川郷士の故郷故、あれこれ散策したかったが今回は小辺路優先。
小辺路入り口へ到着。憧れの果無峠へ。
登り始めは石畳。ロマンを感じるぜ。尚、かなりの急登。
途中、十津川村と十津川ダムを眺めた。見晴らし最高。
風情有る石畳が続く。
こんな山中に集落が?そう。これが天空の郷と呼ばれる果無集落。古道が集落をぶち抜いてる。
実際にこの集落にて生活されている方々がいらっしゃいます。そして、旅人の為に縁側や水飲み場を開放して下さっている。誠に有難い事。
水美味かったなぁ。
集落を過ぎたところからの眺望。憧れていた景色。感銘を受け、予定よりも長く滞在してしまった。
果無集落から更に歩を進める。
やがて視界が開ける場所に到着。天水田と呼ばれている。昔はここに水田が有って稲作を営んでいたらしい。こんな山中で…大変だったろうな。
ここから先はほぼ尾根道。清しい空気と共にトレッキングを楽しみました。
山口茶屋到着。こんなとこに茶屋が有ったのか。
更に歩を進めると観音堂に。かなり標高を上げてきた。
観音堂に水飲み場アリ。湧水を引いてる模様。この水が驚くぐらい美味かった。甘いのです。リアルに甘いと感じた。こんな湧水は初めて。
所々に石仏が鎮座。目を楽しませてくれる。が、観音堂から果無峠頂上までは急登。正直かなりキツイ登り。足がガクガクになった。
果無峠着!標高1114MTなり。
不思議な形状の祠が有った。尚、頂上は常に強い風が吹いている。30分くらい滞在したがこの風がとても心地良く木々の緑も相俟って。。ととのいました。
ここから先は下り。本宮方面へ向かいます。
途中眺望が開ける場所が。本宮方面が良く見える。
下山!
八木尾バス停からバスに乗って本宮大社へ。参拝してきました。参拝後のビールが美味かったなぁ。小辺路、果無越えは中々ハードだったが、果無集落など多々美しき展望が有り、また何故かとても清々しく、非常に素晴らしき古道でした。確実に5本の指に入る古道×コースです。