令和版徒然草 おっさんの戯言

Essays in idleness 酒と熊野とサウナとラーメン

小田原が好きだ 鰻・柏又

元々神奈川出身であるし、幼少の頃から小田原を訪れる機会が有ったので、そもそも知らない街という事ではない。

ただ、ここ数年、非常に魅力的な場所であると改めて痛感している。釣り好き故、という要素は否めないが、街並みや街そのものの資質が優れており、奇跡が起きて(不可能だが)老後に余裕が持てるのであれば余生を小田原で過ごしたいと考えている。尚、小田原の魅力の一つに鰻が有る。

東海道沿い故?鰻の名店が多数顕在している。

柏又もその内の一つ。歴史ある佇まいがとても良い。

鰻を待つ間、トマトのサラダ(中にささみ肉が忍ばせてある)や塩辛を肴にビールを楽しんだ。因みに鰻を待つ時間てある意味で最高に幸せ。平素日常的に食べられるものではない。極上なる鰻の味わいを妄想しながら酒と肴で待機するその感覚はピアノマンの演奏を待つビリージョエルのライブかドントルックバックインアンガーを控えるオアシスのそれに似ている様な。

本命の鰻は甘さ控え目でキリッと醤油が立つタイプ。どストライクなタレの味わい。鰻も良質且つ見事なる焼き。

今度はもっとゆっくりと肴と共に冷酒なども堪能したい。そう思わせてくれる名店です。