熊野古道:吉野 金峯山寺~吉野水分神社〜大峯奥駈道
過日、というかコロナ禍以前、吉野へ行って参りました。吉野と言えば南北朝時代含め数々の歴史の舞台になった場所だが、個人的には吉野~熊野を結ぶ大峰奥駆道に非常に関心が有る。熊野古道の中でも最も険しい修験の道。いつか踏破してみたいもんです。
今回は期間限定で公開中の蔵王権現像を拝見するために吉野まで足を運んだ。
金峯山寺に先ずお参り。見事なお堂です。東大寺大仏殿に次いで日本で2番目に大きな木造建築だとか。
蔵王権現像は秘仏であり写真撮影は禁じられていた。巨大な像(8Mくらい?)が3体いらっしゃいます。猛々しい表情とビビッドな青いご神体。勿論迫力満点だが何というか権現像の前では何故か安らぎを覚えた。直に拝見して本当に良かったなと。死ぬ前に目にする事が出来て幸せです。
その後徒歩にて吉野水分神社へ。金峯山寺から大体1時間くらい。権現造?重厚且つ荘厳なお社だった。
紅葉が大変きれいでした。
どうしても憧れの大峰奥駆道の入り口まで行ってみたくなり歩を進めた。
修行門に辿り着いた。
修行門をくぐりただただ登りを進めると、大峰奥駆道の看板発見。さらに歩を進めてほんの少しだけ奥駆道を歩いた。いつの日か踏破してみたい。
尚、湯川屋さんに宿泊。朝の勤行が素晴らしい。蔵王権現像を間近で拝見できたし、早朝の凛とした空気感の中での勤行はとても清しい気持になった。且つ、夕食が秀逸。滋味深い地元の食材ばかり。あとは西行鍋が忘れられない。吉野葛、片栗粉とは雲泥。そう言えば子供の時葛湯が大好きだったことを思い出した。良きお宿でした。