令和版徒然草 おっさんの戯言

Essays in idleness 酒と熊野とサウナとラーメン

熊野古道:小雲取越

那智大社から熊野本宮大社までも高名なる麗しの古道が繋がっている。この古道は大雲取越・小雲取越と呼ばれている。今回は小雲取越に関して記載します。小雲取越は小和瀬~請川まで約14Kmの距離で時間的には5時間くらいの行程也。

 

熊野古道:小雲取越

早朝JR新宮駅からバスで神丸へ。神丸バス停から山々を眺めると・・・雲が多く天気が心配になった。

神丸からバスを乗り換えて小和瀬バス停へ。バス停を降りればすぐのところに小雲取越入り口の掲示板有り。

赤木川に掛かる小和瀬橋を過ぎ登山口へ。赤木川は透明度の高い美しい川。

民家の横が登山口。。。

いよいよ小雲取越の古道へ。最初はかなり急登が続いた。風情有る石畳の道をひたすら登る。1時間ぐらいはずっと登りだったような。

中々の急登が続きます。

登り切ると桜茶屋跡に辿り着いた。昔は茶屋が有ったとか。こんな山中に有ったなんて驚き。そのまま歩を進めた。桜茶屋から先はそんなに激しい登りは無い。因みにこの日小雲取越で出会う方々は殆どが欧米の方だった。熊野古道、人気が有るのかな?皆さんトレッキングを楽しんでおられました。

天気が心配だったが晴れ間が。

陽が差してくると気持ちがいい。そのまま歩を進め石堂茶屋まで来た。ここにも昔は茶屋が有ったとか。

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小雲取越は本当に自然豊かな山の中の古道という感じ。途中野ウサギ?か狸?と遭遇。ケツを見せて走り去ったので正体不明だったけど。

石堂茶屋を過ぎて粛々と歩を進めていると突然眺望が開けた。

百閒ぐらです。ここからの景色は本当に素晴らしかった。見渡す限り熊野の山の峰々が続いていた。30分ぐらいぼーっと景色を眺めてしまった。ととのいました。

百閒ぐらを後にして請川を目指した。ここからは下り。

古道を下り切ると熊野川が見えてきた。民家の横をすり抜けて車道に出た。

ここから熊野本宮大社までも歩けるのだが舗装路を歩くのも何だか味気無く。。。下地橋バス停からバスに乗り本宮大社を参拝。大体15分くらいだったかと。めはり寿司とビールが最高でした。且つ、久々に大斎原にも参拝。相変わらず見事なる大鳥居でした。

小雲取越は歩きごたえも有るし、石畳も眺望も美しい。素晴らしき古道だと思う。尚、大雲取越は小雲に比べるともっと登りがキツイ。越前峠直下は大変でした。けど大雲もとても美しい。甲乙付け難い。双方お勧めです。