令和版徒然草 おっさんの戯言

Essays in idleness 酒と熊野とサウナとラーメン

熊野倶楽部

熊野を歩く際、拠点となるのは尾鷲・新宮・熊野市だ。経費削減の為、大体ビジネスホテルに宿を取る事が多い。が、熊野倶楽部にも複数回訪れている。

ビジネスホテルよりはやはりコスト高になる。しかしながらそうだとしてもついつい足を運んでしまう秀逸なるお宿である。

熊野倶楽部は熊野市駅から車で大体15分位の場所に在る。

敷地は広大。

また、広々とした温泉浴場も併設しており、古道歩きの後に汗を流すには最適だ。

 様々なタイプの部屋が有るが写真は離れの部屋。

 露天風呂も付いていた。

 布団もイイんだけど最近は旅館でもベッドの方が良いなと思ってしまう。すぐにゴロゴロ出来るからね。

 天井も高くてとても開放的なリビングだった。

 さて、部屋も風呂も素晴らしいんだが何より食事が秀逸。和洋を上手く組み合わせており、料理長の高いスキルとセンスを感じる。いつも感銘を受けている。

 熊野牛のローストビーフ。絶品だった。

 熊野灘の海の幸。

 コレはびっくりした料理。熊野産の酸味がある蜜柑とサーモンをヨーグルトで和えたもの。全く想像出来なかったが、三位一体となり大変美味。

 〆は芳醇なる出汁にて雑炊。傑作。

 スィーツも美味かったなぁ。

最近全然行けてない。行きたいわぁ。熊野界隈では一推しのお宿です。

ギリギリの精神状態だ。。 そしてまっち棒で味噌ラーメン

昨日は締め。今週は地獄の様相を呈していた。バブった市場の煽りと嘘吐きフォーキャストの影響で全世界的に在庫が肥大。漏れなく我々も。グローバルより強烈なるプレッシャーを受け、在庫削減に奔走した。

毎日レビューされる。毎日詰られる。

Will beはいらんact now。commitしろ。confidenceは?

殆ど脅迫だ。が、何とか対応してきた。

全力を尽くした。が、結果は目標値に対して未達。神は微笑んではくれなかった。絶望感と疲労感、また悔しさと情けなさが相俟って何だかギリギリの精神状態だ。

夜は眠れない。朝吐き気がする。動悸が常に早い。常時苛々が止まらない。声を荒げてしまう。冷静沈着になれない。何より意欲が湧いてこない。

一体何の為にこんなに苦しみながら働いてるのか?無論生活の為。家族の為。が、これ以上自分を痛め付けてまで働き続ける事に果たして意味が有るのだろうか?

遂に俺もこれまでか。。

が、食欲だけは有る。だからまだやれると信じている。メシが食えなくなったら。。もう引退した方が良いかもしれぬ。

昨晩、不安定な精神状態のまま深酒。締めにまっち棒にて味噌。味噌は初めて。悪くないが…やっぱ和歌山醤油の方が俺は好きだなぁ。

 

至高の朝食

至高の朝食とは?

朝飯は何でも美味い。吉牛の牛鮭定食朝マックも大好きだ。ラーショーの朝ラーも素晴らしい。

尚、旅館やホテルの朝食も大好物だ。スペシャル感が有り何とも贅沢な気分になる。 

出張時の唯一の楽しみと言っても過言ではない。

上海出張時、マリオットで食した中華粥。パレスホテルにて頂いた焼き立てのパン。石葉の麗しき和朝食。

どれもこれも素晴らしい。

が、どれか一つを選べと言われたら私は山の上ホテルの和朝食を選ぶだろう。

天ぷら山の上にて頂くこの朝食は全く隙がない。完全無欠。焼き立て且つ旨味をたたえた焼き魚。ど真ん中なる卵焼き。出汁豊かな炊きもの。香り高い赤出汁の味噌汁。最適なる加減のじゃこ。ホカホカのご飯。また、朝食であるがマグロの刺身がいつも供される。この刺身が絶品。赤身と中トロの狭間というか。。いつも感心する。

尚、昨日、実家の帰りに海老名のレンブラントホテルに宿泊した。今朝、「海老名の朝食」と謳われたブュッフェスタイルの朝食を頂いた。

美味い。且つ地産地消というか。厚木名物の豚の味噌漬けや地元海老名の地卵などをラインナップ。今後の定宿になりそうだ。カミさんが食っていた朝カレー&生卵に強烈に惹かれた。次回絶対やる。

我がサ道 OYUGIWA ほぼ毎月だな

また行っちゃった。

昨日は父親の介護度認定調査立会いの為に実家へ。色々と有り、心身共に疲弊してしまった。気が付いたら今朝方オユギワに。

お世辞ではなくコスパの観点でも県内随一の施設ではないか。門沢橋というやや行きづらい場所である事以外は最強だ。

本日は4セットやっちゃった。

相変わらず見事なサ室。どデカいIkiストーブが熱を放出。湿度も充分。満足。

が、本日は残念ながら10人位の学生君が。何でそんな大人数でつるんでサウナ?別にイイけど恋バナをサ室でするのはやめてくれないかな?あとYouTuberになりたいって話も要らない。

3セット目の外気浴時にも彼等の下ネタでととのいを阻害されたので1セット追加。漸くととのいを得ました。

でも俺らが若い頃もあんな感じだったんだろうな。確かに部活帰りに銭湯行って五月蝿くしてたような。と考えると致し方無いかと。

尚、この要素を除けば本日もオユギワは完璧でした。またお邪魔します。近々。必ず。

●俺のサウナレビュー(5段階評価) 

・サウナ室:4

・水風呂:3.5

・休憩スペース:4

民度:2

・混雑度:3

・総合評価:3.5


熊野古道:大雲取越

熊野古道に魅せられてから早5年。数多の古道を歩いてきた。どの道も美しく、また歴史と風情が有り、甲乙を付ける事など出来ない。が、象徴的な古道は?と問われたら。。大雲取越を推挙するだろう。

古道としての風情。道の険しさ。自然の美しさ。

大雲のそれは際立っている。

過日、那智大社からこの魅惑の古道を踏破した時の記録を記します。

大雲取越への入り口は那智大社の境内、茶屋の横に有る。

那智山中、見事な石畳を登っていく。整然としていてまた歴史を感じる道。清しく、また霊験あらたかな気持ちになる。

やがて那智高原に到着。広々とした公園になっていた。どデカい滑り台が有った。滑りたい衝動に駆られたが先は長い。歩を進めた。

那智高原を過ぎ古道を進む。登立茶屋跡に到着。

更に進む。ほぼ山道且つかなりの険しさ。だが、きちんと整理されているというか道はハッキリとしている。整備して下さっている方々に感謝。

船見茶屋まで来た。標高870MT。

文字通り、この船見茶屋からは熊野灘が一望。素晴らしい景色だった。しばし絶景を眺めてボーっとしていた。こういう時間が今の俺には必要なんだろうな。

船見茶屋からは下る。

↓八丁の堀割など多々見所有り。尚、この先の道が素晴らしい。写真は残念な事に無い。左手に清流を見ながら地蔵茶屋まで向かう道がとても美しい。正に清流。麗しき清水。苔の輝き。余りにも素晴らしく写真を撮る事すら忘れて歩いていた。

地蔵茶屋には山小屋というか東屋が有り、こちらにて友人のツールにて湯を沸かしカップ麺とコーヒーを堪能した。何故か山、或いは冬の釣り場にて食うカップ麺は極上だ。

地蔵茶屋から石倉峠を経て越前峠を目指す。これが大雲最後のピーク且つ最大の難関。

那智大社から約3時間半、10キロの山道を歩いてきた。が、ここから先、越前峠までの登りは容赦無し。

急登が疲れ切った足腰を更に痛め付ける。

直下は凄い傾斜だったような。見事な石畳だったけど愛でる余裕無し。

漸く越前峠到着。タフな峠越えであった。

ここから先は下り。小口集落へ向かった。因みに越前峠から小口方面への坂道は胴切り坂と呼ばれる。標高差800MTを急傾斜にて下るこの坂道は確かに凄かった。胴切りとは良く言ったもの。元来何故か下りは得意なんで何とかこなせたものの。。逆打ちでこの坂を登っていたら。。心が折れてしまいそう。

因みにこれまた写真が残されていないが胴切り坂を下り切ると円座石という梵字が刻まれた不可思議なる苔蒸した大岩が有る。機会が有れば是非見てもらいたい。かつて熊野の神々がこの巨岩の上で語らいあったという伝説が残されている。

大雲・小雲取越の縦走、いつかやってみたい。が、どんどん体が退化しているんで50前じゃないと無理かもな。

大雲って何だか人生の象徴みたい。総じて険しく苦しい道のりだが途中とても麗しく美しい場所と時間が点在する。最終的には円座石に辿り着く。

今は越前峠直下辺りなのかな。否まだまだ先なのかな。

中央林間 林和 至高の町中華

林和との出会いはかれこれ3〜4年前か。両親の体調不良に伴い、週末、相模原の実家に行く機会が増えた。その際、田園都市線にて中央林間へ向かい、小田急へ乗り換えて相模大野へ向かう形になる。

中央林間にて下車の際、朝から何も食しておらず、何か腹に入れようと思い、偶々入ったのが林和であった。それが林和との出会いであった。

町中華の名店は数多有る。が、県央、いや県内でも林和は燦然と輝く名店である。

体調を崩した両親を見舞うのは正直辛い。いつもやり切れなさというか様々な葛藤を感じる。が、行きしな、帰りしな、林和に寄るとその精神的な過負荷が軽減されるのだ。

食とは非常に大切なもの。食に救われて私は生きている。

昨日、相模原へ向かうにあたりまたもや林和へ。

魅惑のメニュー。お気に入りは餃子。ニラレバ。麻婆茄子。チャーハン。チャーメン。定番且つ鉄板。全く失敗が無い。至高。であるが、昨日は別メニューにて攻めてみた。

レバー味噌炒め。米が欲しくなる。味濃めの味噌ダレと柔やらかなレバー。食感がヤバい。

無論ビアに合わぬ訳が無い。

これは2回目。五目かた焼きそば。

やはり最強。デフォルトで酢が忍ばせてあるのだが絶妙な配合且つ味わい。かた焼きそば界では過日の神戸製鋼か帝京ぐらいのぶっちぎり感が有る。分かり辛いかもしれない。ラグビーに準えております。

基本、というか初心に立ち返り、ラーメンを発注。ど真ん中。寸分違わぬ。

林和の近隣に引っ越したい。更に肥える事は間違いないが。否、全然それでもかまわぬ。日常的にこんなに素晴らしき町中華が食えるのであれば。

マジで疲れた

今帰社。too muchなターゲットを与えられ、出来なくともそれを目指す俺。が、数字は伴わず毎日詰られて説明に追われる。

元々小市民でチキンなので何とか数字に辿り着きたい。と真剣に悩み考える。俺なりの必死のスピードで対峙する。

が、結果が伴わぬ。

明日も小馬鹿にされるのか。

耐えられない。数字を出してやっつけたい。

が、叶わぬ。悔しく、力の無さを痛感する。

部下は皆帰った。

心身共に疲れた。もうクビにしてくれても構わない。それだけの人間だっだという事。

それならそれでもうイイ。切ってくれたら熊野に行ける。古道を歩きただただ森の空気を感じたい。負けたくはない。昔から負けるのは嫌いだ。だが残された人生、何が勝ちなのか。考えねばならぬ。

もう若くはない。無意味な情熱や自信、向上心も枯渇。何が幸せか?ずっと目を背けてきたが考えどきかも。

アドラー曰く今をダンスする事にフォーカスせよとの事。分かります。そうだと思う。が、ダンスの種類を間違えてはいけない。